はくさい増。レタスは大幅減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年10月第3週（10月14日〜10月20日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,612t（前週比99％、前年同期比94％）。

日ごとの動き

前週比でははくさい、なす、なましいたけ等が増加したが、レタス、さつまいも、ピーマン等が減少し、1％の微減となった。

前年同期比ではまつたけ、ねぎ、じゃがいも等が増加したが、レタス、ごぼう、ピーマン等が減少し、6％の減少となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に千葉県等から入荷し、前週比3％の増加となった。関東産の増量で相場は下落し、青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比5％の増加となった。気温低下により需要あり不足感が高まり、北海道産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に千葉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。全体量は潤沢にあり荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、長野県産が終盤で数量減少し、前週比31％の大幅な減少となった。不足感が強まって相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、茨城県産が増量したため、前週比25％の増加となった。気温低く需要はある一方で全体量は多く、長野県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。荷動きは良好で、群馬県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。荷動きはやや鈍いものの、全体量少なく相場は上昇し、群馬県産の価格は強含みとなった。

トマト　北海道、千葉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。全体量が少なく不足感あり、北海道産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、東北産が終盤で数量減少し、前週比20％の減少となった。全体量の少なさから相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比9％の減少となった。荷動きは鈍く相場は安値のままで、北海道産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比3％の減少となった。荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年10月第3週）