ほうれんそう群馬主体、3割増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年9月第1週（9月2日〜9月8日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,392t（前週比99％、前年同期比100％）。

日ごとの動き

前週比ではほうれんそう、さといも、じゃがいも等が増加したが、とうもろこし、えだまめ、たまねぎ等が減少し、1％の微減となった。

前年同期比ではとうもろこし、なす、レタス等が増加したが、まつたけ、にんじん、なましいたけ等が減少し、増減なしとなった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比7％の増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比10％の増加となった。不足感から引き合いが強まって相場は上昇し、北海道産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に長野県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷したが、雨の影響で数量減少し、前週比6％の減少となった。長野県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比18％の増加となった。季節の変わり目で量販店からの需要が増えてきており、長野県産の価格は強含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比29％の増加となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から入荷したが、降雨のため少なめの入荷となり、前年同期比で6％の減少となった。気温が低くなって量販店需要が出てきており、青森県産の価格は前年同期比で強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に宮城県等から入荷し、前週比2％の増加となった。全体量は増量傾向で荷動きは鈍く、福島県産の価格は弱保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。群馬県産の価格は保合となった。

トマト　北海道を中心に岐阜県等から入荷したが、東北産と岐阜県産が出荷ピークを過ぎて前週比7％の減少となった。北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。荷動きは鈍く、岩手県産の価格は弱含みとなった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比19％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比11％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年9月第1週）