たまねぎ産地残量少なく大幅減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年8月第2週（8月5日〜8月11日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年4日。
1日平均入荷量は総量4,765t（前週比95％、前年同期比72％）。

日ごとの動き

前週比ではさといも、さつまいも、たまねぎ等が増加したが、とうもろこし、きゅうり、ピーマンが減少し、5％の減少となった。

前年同期比ではいんげん等が増加したが、きゅうり、ピーマン、トマト等が減少したため、28％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。高値水準のため荷動きはさほどよくないものの、数量は少ないため、北海道産の価格は保合となった。

にんじん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。荷動きは良好で、北海道産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に長野県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。数量充分で荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱含みとなった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県産が高温と干ばつで数量減少し、前週比9％の減少となった。安値のため需要あり荷動きは良好で、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷したが、前週比2％の減少となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、北関東産が高温と雨により品質低下して数量減少し、前週比8％の減少となった。群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に北海道等から入荷し、前週比で増減なしとなった。茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷したが、東北産が大雨の影響で減少し、前週比27％の減少となった。数量少ない中、荷動きは良好で、福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、北関東産が悪天候の影響で数量減少し、前週比20％の減少となった。群馬県産の価格は弱含みとなった。

トマト　北海道を中心に岐阜県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷したが、岩手県産、福島県産が大雨の影響で減少し、前週比21％の減少となった。岩手県産の価格は前週比で保合になった。

じゃがいも　北海道を中心に茨城県等から入荷したが、北海道産が雨で収穫が進まず、前年同期比20％の減少となった。高気温のため需要は少なく、北海道産の価格は前年同期比で弱保合になった。

たまねぎ　北海道を中心に兵庫県等から入荷したが、兵庫県産がこれまでの前進出荷により産地の残量少なく、前年同期比40％の大幅な減少となった。北海道産の価格は前年同期比で保合になった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年8月第2週）