健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

DHA(2)どうやって魅力を伝えるかですが

前回に続き、魚の脂に含まれている成分由来の健康食品、DHAのお話です。そのよさをテレビ通販で見せるには、日常的に魚をモリモリ食べているハズの漁師さんがいかに元気で若々しいかを見せるのがイチバン! と思うのですが、実はそのようにことは進まないのです……。
再考・ワイン物流改善

不可解なブドウ品種「タンテュリエ系」

ワイン用ブドウには、赤い果肉の品種がある。その起源をたどってみると、1800年代中頃にブーシェ父子という育種家が作出したものにたどり着く。だが、それ以前のことは全くわからない。一方、ブーシェ父子の手になる品種について調べると、いくつもの不可解なことに突き当たる。
「大日本基準コクテール・ブック」
洋酒文化の歴史的考察

IV 赤くなかった“赤富士”(1)

「大日本基準コクテール・ブック」をついに実際に手にとって読むことができたとき、筆者はそのことに感激すると同時に、あるカクテルのレシピを見て愕然とした。ほかでもない、昭和8(1933)年、国際カクテルコンクールで佳作入選したJBA版「マウント・フジ」である。
食卓書机

雛祭りに見る宗教・呪術の工業化

 3月3日は桃の節句。「雛祭り」と言いますから、桃の節句と言えば雛人形が主役のように思います。女性のみなさんには、せっかく素敵なお雛様を見てもらおうというのに、小学生の頃おひなさまの日に招待した男子はなぜ食べることばかりに熱心だったのだろうとか、「日本全国酒飲み音頭」なる曲に「ひな祭りで酒が飲めるぞ」なんて歌っているのは許せないとか、思っている方もいるでしょう。
「キッチン Oh! Way」(東京・池袋)
食って・走って・また食った

至福なるガッツリ洋食「キッチン Oh! Way」(東京・池袋)の牛スジシチューかけハンバーグステーキ

ちょっと仕事で慌ただしくなっていて、会社に泊まり込むことが多くなり、自転車通勤もちょっとおあずけ。こういう時期もある、ということで。そうなると、満腹になってやる気が失せないように、意図的に食事を最低限のものにするようになる。でも、ちょっと体力的にも、気持ち的にも、疲れがピークで折れそうになったときに……ガッツリしたものでエネルギーをしたくなった。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

DHA(1)頭にいい? 体にいい?

前回は猛威を奮うインフルエンザに関して、お茶とヨーグルトのお話をしました。今回からは再び、通販でよく扱われる健康食品・素材の話題に戻りましょう。今回取り上げるのは「DHA」です。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.04(2012.02.22)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。ドイツではヨウ素欠乏予防が取り組まれているが、日本ではむしろ過剰摂取が問題になる地域であることに注意。米国でオーガニック玄米シロップを含む製品からのヒ素検出が発表され、FDAが声明を発表している。米国国家毒性プログラム(NTP)は、イチョウ抽出物についてファクトシートを発表。リスクがある半面、有効性を示す試験結果はない。
ダイズはマメ科ダイズ属の一年生植物
大豆変身物語

ダイズという植物の特徴

マメ科植物は種類も多く、農作物としても重要なグループである。その中のダイズは他のマメ科植物と同じく、やせ地でも育ち、一方水はけの悪い土地には向かないなどの特徴がある。日本は多様なダイズ品種を持ち、地域や用途によって適したものを選ぶことができる。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(1)なぜこのシリーズを書くのか

GMS(ゼネラルマーチャンダイジングストア)、スーパーマーケット、ファミリーレストラン、ファストフードなどはチェーンストアと呼ばれる。その経営手法を米国に学び、チェーンストア理論(渥美理論)として体系化して日本に紹介したのは故渥美俊一氏である。だが今日の日本では、渥美理論によらない“チェーン”も展開され成功している例がある。渥美理論を検証し、これからのチェーンの形を明らかにしていく。
食卓書机

原稿チェックを希望する会社は危ない

 以前日経BP社の仕事で、ある企業のトップに取材をしたときのことです。この会社は外食を含むいくつかの事業分野を持っていて、取材はとくに制度や規制が複雑な新規分野にからめてコンプライアンスと危機管理についてうかがうものでした。インタビューは円満かつ活発な空気で進み、たいへん示唆に富むよいお話をうかがいました。