ハーレーダビッドソンの「バーアンドシールド」
恢復するチェーン

強いブランドは“定番革新”を行っている

ハーレーダビッドソンは、100年変わらないと思わせる外観の一貫性だ。しかし、見た目は同じに見えても、実際には高性能であり、そのための技術的裏付けがある。この、多年同じものを打ち出し続けているように見えて、実際の中身や背景に最新の技術を持つという形を、“定番革新”と呼ぶ。これは日本の老舗もやってきたことだ。
食品安全情報(化学物質)

リスク評価の新課題への対応

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.22(2012.10.31)を発表した。ECは環境とヒトの健康について、食品以外のリスク評価課題の意見の募集を開始した。韓国KFDAは来年から始まるカフェイン関連に規制に先立ち、国内流通中の“エナジードリンクなど”カフェイン含有量の調査結果を発表した。
食品安全情報(微生物)

手洗いで小児の下痢症と呼吸器感染症予防

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.22(2012.10.31)を発表した。PAHOとWHO手洗い奨励のための官民パートナーシップ(PPPHW)と協力して「世界手洗いデー」記念行事を開催した。USDA FSISは、一般消費者が食肉や卵製品等に関する問題を報告できる電子フォームを発表した。
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

下半身系健康食品を表のメジャー世界に持ってくる秘策!

ニーズの高まりから、大手メーカーの参入もあるものの、ネタが下半身であるがゆえに、なかなかテレビ通販などでメジャーに売り出されない下半身系の健康食品。これを大々的に、真っ正面からアピールできるようにするにはどうしたらいいでしょうか、ってお話をします。
再考・ワイン物流改善

ワインの静置貯蔵熟成が可能な倉庫を確保する方法

ワインを少しでも良好な状態で保管管理するには、ワインに精通し、優れた管理技術と規範を持つ倉庫業者を探すことだ。しかし、ワイン業界と倉庫業界の両方の知識がなければ、そうした業者を見出し見きわめることは難しい。そこで欲しいのは、ワイン需用者の側から要求仕様を提示し、審査する組織だ。
土を知る、土を使う

畑の土 xvi/まとめ(1)

これまで見てきたそれぞれの土壌の性質をまとめて、全国的な視点を持ちながらおさらいをします。日本の土壌が実は優良な性質を持ったものではないことが明らかとなり、抜本的な対策が打たれるようになったのは戦後のことです。まず、何がわかったのかを見ていきます。
納豆
大豆変身物語

東西の地域差縮んだ納豆消費

納豆の歴史は相当に古いと考えられる。しかし、一般に広く食べられるようになったのは江戸時代のことである。近代の普及は主に東日本で進んだが、ここ30年で西日本での消費も大きく伸びた。
外車メーカー首脳の言葉の収集・分析で浮上したブランドを構成するファクター
恢復するチェーン

強いブランドは歴史・デザイン・環境の強みを持つ

外車メーカー首脳の言葉を集めて分析してわかったことがある。彼らがインタビューなどで強調していたのは、歴史・デザイン・環境への対応であった。自動車産業では常に社会的課題の解決、そのための改善・開発が求められるが、その中で一貫するものを重視し、伝えられる企業・製品こそがブランドたり得る。
赤く染まるスクリーンにさまざまな意味を込める(絵・筆者)
スクリーンの餐

張芸謀作品の中の酒と餃子

今年度のノーベル文学賞は、村上春樹氏優位の下馬評を覆し中国の莫言(モー・イエン)氏が受賞した。私は莫言の小説を読んだことはないが、彼の原作を映画化した「紅いコーリャン」(1987)を観てその作品世界の一端を知った。今回はこの映画の監督で2008年の北京オリンピックで開会式と閉会式の演出を務めた張芸謀(チャン・イーモウ)の作品に登場する酒と料理を紹介する。
外食産業市場動向調査

9月の外食市場は居酒屋等を除いて各業態とも前年をクリア

日本フードサービス協会(JF)は2012年9月外食産業市場動向調査を発表した。 外食産業全体では、客単価は前年並みで、売上高とも前年を上回る業種・業態が大勢を占めた。ただし、居酒屋は客数、売上高とも前年を下回った。一方焼き肉の売上高は2桁増となった。 JFでは「例年よりも高温の日が続き、また休祝日数が前年より1日多く、月初めの土日が夏休み最後の8月31日と連続していたこと」などを好調の理由として挙 […]
北京国際空港ターミナルの「味千ラーメン」
「中華料理」と「中国料理」は同じですか?

「味千ラーメン」の成功(1)

中国では「味千ラーメン」が大成功しており、上海や北京などの大都市で日本のラーメンが人気を集めている。また「餃子の王将」も大連から多店化を開始した。これら中国に進出する中華料理チェーンの成功の秘訣は何か。まず、立地戦略と商品戦略から見ていく。
再考・ワイン物流改善

災害対策と産業政策を両立する地下食料庫整備案(2)

多摩丘陵を食料貯蔵・供給基地にという案は、ゲイマー・ワインのゲイマー農場に通う中で着想を得たものだ。長年温めていたというのは、突飛だと取り合ってもらえないと考えたからだ。しかし、3・11以降さらによくよく地図を見ながら考えるにつけ、先人は多摩丘陵の有用性を生かすべく考えていたようにも思われるのだ。