「ボン・グゥ 神楽坂」(東京・神楽坂)
食って・走って・また食った

おひとり様の前菜の楽しみ「ボン・グゥ 神楽坂」(東京・神楽坂)

まだ梅雨明けはしませんが、梅雨の晴れ間の空気や夕焼けは格別ですね。夕焼け偏愛者の自分としては、この季節から夏にかけての夕焼けが大好きで、切なくて、サイコーなのです。どういうわけか、刻々と色を変えていく空を見ていると、ときに胸が締め付けられる気持ちになります。きっと無意識に、戻ってこない“今”をいとおしんでいるんでしょうね。そういう年齢になりました。
食品安全情報(化学物質)

「低用量仮説」はあるのか?

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.13(2012.06.13)を発表した。欧州食品安全機関(EFSA)は「低用量仮説」について中立としながらも多数の科学者は否定的に見ていることを確認した。DMAAまたは1,3-ジメチルアミルアミンを含む食品について、米国に続いてオーストラリアも警告を発した。米国農務省(USDA)は食品の酸素ラジカル吸収能(ORAC)がヒトの体で抗酸化作用を […]
食品安全情報(微生物)

韓国産貝類は食用に適さない

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.13(2012.06.13)を発表した。米国食品医薬品局(FDA)は韓国産貝類を提供しないよう注意喚起を行っている。米国疾病予防管理センター(US CDC)は、米国のO145アウトブレイクは終息した可能性があるとしている。同じく生マグロの中落ちのサルモネラについては、今後の散発の可能性を指摘。さらにドッグフード由来のサルモネラに関連して、ペッ […]
バレーホから来たバーテンダー
洋酒文化の歴史的考察

VII 横浜・カクテルことはじめ(4)明治7年横浜のフレア・バーテンディング

日本で初めてカクテルが提供された様子は、当時の英字紙が伝えている。このバーテンダー、ヴァレーホ・ジョーを描いた漫画を見ると、驚くべきことに、日本初のカクテルは、フレア・バーテンディングで提供されたことがわかる。ただ、このバーテンダーを巡っては、一つ解けない謎が残る。
水が豊富な日本では泥と水が好対照を見せる
土を知る、土を使う

野菜、ダイズ、ムギに向く水田転作圃場の見つけ方(2)排水対策を行っている褐色低地土・灰色低地土

土壌が褐色低地土や灰色低地土で排水性がよさそうであっても、それだけで畑作物がうまく作れるわけではない。暗渠、明渠、畝立てといった排水対策ができていることがポイントだ。ただし、グライ土、黒泥土、泥炭土の水田では、排水対策を行っても畑作物を作るための効果としては限界がある。
わが家で生育中の“絶品の枝豆”
大豆変身物語

ブランド枝豆をしのぐ“絶品の枝豆”

夏は何と言ってもビールに枝豆と言いたい。ビール以外の酒でも、つまみには枝豆が選ばれることが多い。歴史の永い食材であり、枝豆の将来は明るいと信じている。ところで、枝豆には「だだちゃ豆」等のブランド品が存在するが、これをしのぐ“絶品の枝豆”があることをご存じだろうか?
コンビニエンスストアに関する問題点
恢復するチェーン

コンビニエンスストアのこれから(3)変化を続ける社会とフランチャイジー

コンビニエンスの店舗が行う業務は多様化し、増加し、複雑化している。その一方、フランチャイジーの第一世代は高齢化の一途をたどり、年々新しいことへの対応が難しくなっている。それは労働としての難しさだけでなく、追加投資など金銭的な難しさもあるはずだ。それが代替わりを難しくもしているだろう。
食卓書机

ケーサツは文化を創らない

 ニューヨークを訪ねたのは一昨年のことなのですが、その頃すでにピークと言われた彼の地でのラーメンブームは、どうしてどうしてまだまだ冷めず、すでにスシに続く新文化として根を下ろしつつあるようです。
再考・ワイン物流改善

高級ワインの平箱が“輸送荒れ”を起こしている

“輸送荒れ”を起こしたワインは、1~2カ月程度静置すれば回復するとされていたが、私はそれが本当かどうかを確かめたかった。そこで国内での簡易的な実験を考えて実験を行った。その後、輸送時にワインを収めるケースが、そもそも“輸送荒れ”を起こしやすい構造になっていることに気付いた。
パーヴィス
洋酒文化の歴史的考察

VII 横浜・カクテルことはじめ(3)明治7年横浜のブルー・ブレイザー

パーヴィスはまず、自らカクテルの調製に乗り出した。彼を描いた英字紙の漫画とレシピを見ると、パーヴィスが取り組んだカクテルがブルー・ブレイザーであったことがわかる。しかし、結局それはうまく行かない。しかし、彼が断念した直後、アメリカからプロのバーテンダーが来日する。