土を知る、土を使う

作物の栄養(15)微量要素(1)

微量要素は、窒素、リン酸、カリに比べると、植物が吸収する量は遙かに少ない。しかし、その欠乏/過剰による障害は、作物の仕上がりや形に大きく影響を及ぼす。とは言え、どの微量要素が欠乏ないし過剰の状態であるかを観察で見きわめることは難しい。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(8)業態分類の異常

渥美式チェーンストア理論では、業態を価格レンジで分類する方法がとられる。その個々の価格レンジ分類は実際にはあいまいな形で表現されている。その上で、チェーンをそれぞれの価格レンジに収めてとらえて業態を分類する。この場合、異なる業態を同じ業態に、同じ業態を異なる業態に、認識してしまう誤りを犯す危険がある。
明るい色のカツと盛り付けが特徴の「成蔵」。もちろん味も。
食って・走って・また食った

美しきカツの世界「成蔵」(東京・高田馬場)

ついに今年も桜が咲き始めました。桜の下を歩いているとボーっとしませんか? あのピンク色の花の視覚効果もありますが、「桜は“酩酊物質”をほんの少し分泌している」なんていう話も聞きます。真偽のほどはわかりませんが、確かに桜には、頭をボーっとさせる働きがあるようで……。年々好きになってきます。これも年を取ったせいなのでしょうか。自転車通勤をしていると、夜桜もあちこちで見ることができて、飽きません。もう少 […]
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.07(2012.04.4)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。食品中の発がん物質のコントロールについて、欧州食品安全機関(EFSA)は暴露マージン・アプローチを採用すると発表した。「できるだけ少なく」から「有害な量と実際の摂取量の差を評価する」へのシフト。一方、米国国防総省は軍施設でDMAAを含む製品の販売を中止。集中力を高めるなどとするサプリメント。
再考・ワイン物流改善

赤が濃いワインへの憧れからは卒業を

ガルナッチャ・ペルーダもガルナッチャ・ティントレラも、スペインではフランス起源のものと考えられている。さらに、アリカント系は赤ワインの原料ブドウとして旧大陸に広く行き渡っている。作出者アンリ・ブーシェは、この様子を天国からどう見ているだろうか。
ラベルに日本文のある奇妙なベルモットのボトル
洋酒文化の歴史的考察

IV 赤くなかった“赤富士”(6)

今回、FoodWatchJapanの原稿を書くことがきっかけで「大日本基準コクテール」ブックの実物を目にすることができたが、もう一つ、ここから改めて調べ直したマウント・フジカクテルについて、知られざるエピソードがあった可能性が出てきたことを「赤富士」リサーチの後日談として残しておきたい。
土を知る、土を使う

作物の栄養(14)マグネシウム

マグネシウムは、他の成分よりも比較的扱いやすい成分だと言えます。不足を発見しやすく、応急的な対処も可能だからです。しかし、そのために障害の根本原因を見逃したり、対処を怠ることのないように注意が必要です。
1000年を超えて愛されてきた食品、ゆば
大豆変身物語

元祖シート食品・ゆば

ゆばは、1200年前に中国から伝わったシート食品である。日本には、ゆばを筆頭に数々の伝統的なシート食品が存在する。そこに新素材も加わり、食卓を豊かにしている。
食卓書机

リピートを増やす3つの秘密

 隔週土曜日に「食って・走って・また食った」を連載中の上荻吾朗氏には、なるべく“普段使い”のできるお店のレポートをとお願いしていますが、このところ都内のさる三つ星レストランにご執心です。