再考・ワイン物流改善

ワインの高温劣化は温度そのものによるのではない

国税庁醸造試験所(現独立行政法人酒類総合研究所)第3研究室長(当時)の戸塚昭先生は、ワインを高温にさらして起こる変化を見る実験をしてくださった。その結果は、驚くべきもので、また高温にさらされたボトルのワインが劣化するしくみの本質を読み解く上でたいへん示唆に富むものであった。
新読み書きバイオ

シンポジウム「有機農業と遺伝子組換え作物」報告(2)

2011年12月、シンポジウム「有機農業と遺伝子組換え作物~将来の90億人を養うために今考えること」が開催された。出席したNPOくらしとバイオプラザ21の佐々義子氏に、その報告を記してもらった。営農面からの見解、有機農業と遺伝子組換え技術のそれぞれが目指すべきものの指摘。
食卓書机

先生が「死ね」と言ったら死ぬのか?

《前回のつづき》さて、「食べログ」に“やらせ”投稿をする業者がいたという問題の続きです。前回は、インターネットは“世間”であるゆえに、お店は情報管理ではなく、内部固めにコストをかけて、クチコミに強い店作りを、といったお話をしました。
「和しょく えびはら」(神楽坂)
食って・走って・また食った

1000円の贅沢――「和しょく えびはら」(東京・神楽坂)の昼食

本当に冬まっさかりの天気ですね。日差しがあるのが救いですが、それでも朝晩の自転車通勤は、初動は結構キツいもの。防寒はバッチリしてるけれど、意外と困るのが、スマートフォンの扱い。iPhoneの標準マップが立派な自転車ナビになってくれるため、バイクにアタッチメントを付けて使っています。ところが、冬はタッチパネルに触るたび、いちいちグローブを外さなければならないのが面倒。で、最近は、写真の、付けたままタ […]
いまやいろいろな青汁がありますが
健康食品テレビ通販の現場からお伝えします

青汁(2)進歩のステップ3段階

もとは1社独走だった青汁ですが、その後新商品が追い上げ、現在は健康食品でも最も競争の激しいジャンルの一つになっています。その競争の中で、商品の中身も、売り方も、いろいろな進歩を遂げてきました。
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.01(2012.01.11)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)。英国食品基準庁(FSA)主任科学者は、消費者の歪んだリスク認知が政策に影響することを心配している。ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は、抗菌剤は適切に使用すれば食品の健康リスクとはならないことを指摘している。
油かす
土を知る、土を使う

作物の栄養(2)

作物は有機物を吸収して育つとする有機栄養説に対して、19世紀の化学者リービッヒは、作物は成分を無機態で吸収するという無機栄養説を発表しました。これが今日の作物の栄養を考える基礎になっていますが、今日では別の吸収の形も知られています。そこを理解した上で、作物の栄養についてより深く学習していきましょう。