技と絆でひらく

「頑張れ」連呼は職業人の基本を忘れさせる

CMなど、このところテレビは「頑張れ」という言葉をのべつ幕なしに流している観がある。しかし、これは現実ばなれした言葉であり、何か効果があるようには思われず、むしろ弊害が多いと考えられる。これに対して大切なのは、個に対応することのはずだ。
土を知る、土を使う

土の中の生物

とらえどころのない土の正体をつかむため、土が造岩鉱物、生物、腐植、粘土鉱物の4つの要素の混合物だと指摘し、それぞれの解説をしてきました。今回は、土の中の生物についてお話しますが、これまでにもまして、一握の土くれの中に実に奇っ怪な世界があるとわかることでしょう。
東京のマーシャリング・ヤード
再考・ワイン物流改善

理解進まなかった「『低温』ではなく『定温』」

今日、「Reefer」の文字が記されたワインボトルは珍しいものではなくなった。温度管理可能なコンテナで輸送したという表示だ。だが、1980年代まではドライ・コンテナ(一般貨物用の単純な構造のコンテナ)での輸送が普通だった。ワインのリーファー輸送を業界に提案した大久保順朗氏に、リーファー輸送が必要と考えるに至ったワイン物流の問題の本質を語ってもらい、今日なお多い改善すべき点を指摘してもらう。ワイン提 […]
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.08(2011.04.20)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)は、食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報を提供している。本欄では、実際にその情報収集・執筆を担当している研究官に、FoodWatchJapan読者へのおすすめの記事を紹介してもらう。No.08(2011.04.20)の注目キーワードは、前号に続いて原子力発電所、ドイツのダイオキシン汚染事故、健康栄養表示、など […]
土を知る、土を使う

造岩鉱物と岩石のスープ

土は造岩鉱物、生物、腐植、粘土鉱物の4つの要素の混合物だということを指摘し、このうち粘土鉱物と腐植について説明をしました。今回は、造岩鉱物がどんな役割を持っているかを説明します。
技と絆でひらく

東京電力を反面教師として学ぶ広報のあり方

大震災後の東京電力福島第一原子力発電所の事故は、ついに事故の評価として最悪のレベル7とされるに至った。レベル5から突然2段階上がった恰好で、いままでの評価は何だったのかという印象を受ける。これ以外にも、この事故関連の報道では、生じさせずに済んだはずの悪い印象を次々に与えていると考えざるを得ない。広報として何が間違っているのか、どうすべきであったのかを考える。
お知らせ

「技術士からの提言(Y)」「Maryanskiのバイテクと食品安全考」「読み書きバイオ」の無料公開を開始しました

 FoodScience(日経BP社/2010年3月休止)の人気コラム「技術士からの提言(Y)」「Maryanskiのバイテクと食品安全考」「読み書きバイオ」の記事公開を開始しました。  FoodWatchJapanでは横山勉氏、James H. Maryanski氏、佐々義子氏よりご賛同をいただき、三氏がFoodScienceで連載されていたコラムの公開を開始しました。内容と公開日は、FoodS […]
食品安全情報(化学物質)

食品安全情報(化学物質)No.07(2011.04.06)

国立医薬品食品衛生研究所が月2回発表している「食品安全情報」(化学物質)は、食品の安全性に関する国際機関や各国公的機関等の最新情報を提供している。本欄では、実際にその情報収集・執筆を担当している研究官に、FoodWatchJapan読者へのおすすめの記事を紹介してもらう。No.07(2011.04.06)の注目キーワードは、原子力発電所、ハロゲン化ダイオキシン、カロリー表示、FDAのリコール強制権 […]
技と絆でひらく

復興計画は国づくりの視野で――「五箇条の御誓文」に学ぶ提言

まさに、「人間の知識や進歩のはかなさと、自然の脅威の底知れなさに震えあがる」(瀬戸内寂聴氏/朝日新聞3月31日)事態が到来した。「国難」と言っていいだろう。単に東日本の問題として片付けるにはあまりにも大きすぎる惨事に見舞われて、早1カ月が経とうとしている中、大いなる自然災害に加えて、人災的な問題までもが追い打ちし、復興の妨げになろうとしている。
モンモリロナイト族の結晶の模式図
土を知る、土を使う

3つの粘土鉱物

土の正体をつかむ説明を続けます。前回は土は4つの要素の混合物だということを指摘しました。すなわち、造岩鉱物、生物、腐植、粘土鉱物の4つです。この中で、粘土鉱物と腐植は作物を育てる上でとくに重要なものです。今回は、粘土鉱物がどういうものであるかと、3種類の粘土鉱物の特徴について説明します。
新読み書きバイオ

国際的な食のリスクに関する情報センター設立

2011年3月、食のリスク情報発信を行う国際的なサイト“International Center of Excellence in Food Risk Communication”が発足しました。このサイトでは、行政、健康に関わる専門家、ジャーナリスト、研究者、生産者、流通、市民などあらゆるステークホルダーに対して、食品の安全、健康、栄養に関するデータや情報を提供し、コミュニケーションを行い、理解 […]
News0401

バイテクと薄膜技術応用で電力不要の看板――町田市の企業、産学連携で実証実験へ

ビーティー・アド(東京都町田市、初川四郎社長)は、ホタルイカの遺伝子を導入した真菌などを利用し、電力を使わずに発光し続ける塗料型の資材を開発。店舗の屋外看板やカラーコルトンで実証実験を行う。複数の大学とベンチャー企業との連携で実用化を目指す。