Maryanskiのバイテクと食品安全考

FDAに向けられたオバマ大統領の関心――米国食品行政は一本化されるのか?/The President’s Attention Shifts to FDA ? A Single Food Agency in the Future?

Barack Obama大統領は今年3月、米国食品医薬品局(FDA)新局長に元ニューヨーク市保健局長Margaret Hamburg氏を任命した。任命をするにあたっては、米国上院の承認を必要とする。その発表時に大統領は、ピーナッツバターのサルモネラ菌汚染問題やそのほかの食品由来の問題の発生を受けて、米国食品安全制度を「国民の健康に有害」と発言した。そして、食品安全制度改善に向け諮問委員会を設置し提 […]
食の損得感情

理論と感覚の両方がそろって見識が育つ

以前「日経レストラン」に、パソコンを販促に生かす話題として、RFM分析を紹介したことがある。コンサルタントに書いてもらった記事だが、R(recency、最後の利用は何日前か)、F(frequency、ある期間内の利用回数は何回か)、M(monetary、ある期間内に利用した金額は合計いくらか)の3つのデータをもとに、お客一人ひとりに点数を付けるという話だ。
うねやま研究室

英国の学校給食改善プログラムから学ぶ「食生活改善」

新年度になり、多くの学校や職場で新人や新入生を迎えたことと思います。真新しいランドセルを背負った1年生は初めての給食を経験し、社会人や大学生になって1人暮らしを始めた人たちの中には、初めての自炊生活の方もおられるでしょう。この時期は親や教師や周りの人たちが食生活について心配して、いろいろ言いたくなる時期でもあります。
収穫したダイコン。これを洗うことが商品作りと考えるか、土を落とさないことを商品作りと考えるか
食の損得感情

「裸の王様」は不幸だったのか?

アンデルセンの「裸の王様」は、王様が「愚か者には見えない布地で服を作る」という2人の男に新しい服を発注する話だ。王様にも家来にもその服は見えなかったが、「愚か者」と思われるのはまずいので、見えることにして出来映えを褒め、高額な報酬も与えた。それが実際には存在しないこと、つまり「王様は裸」であることを声高に指摘したのは子供だった。
北海道よもやま話

マイノリティの行動から次世代農業のヒントが見えてくる

湊須磨子(みなとすまこ、旧姓:浅田)さん。愛称スー。子供達はグラマスーと呼ぶ御年92歳の日系女性が米国ロサンゼルス近郊に住んでいる。昨年90歳で亡くなったご主人ヘリーとともに、20年来の知り合いになる。スーは1935年2月、秩父丸で米国メジャーリーグとの対戦のため巨人軍の沢村栄治投手らが乗船してホノルル経由でサンフランシスコ、ロサンゼルスに向かう同じ船上にいた。彼女は米国生まれであったが父の仕事の […]