「BRUTUS」2/15の特集「みんなで農業」。農水省の「食料自給率戦略広報推進事業委託事業」の随意契約で、契約金額は3045万2940円也
食の損得感情

「食料自給率」は21世紀の新概念

書くことについて、3人の師匠を私は拝している。その一人の農業技術通信社の昆吉則社長が、「自給率問題で農業を考えるな」と、これは十数年前から口を酸っぱくして言い続けている。ところが、“自給率問題”というのは話として単純で分かりやすく、“安全”や“正義”なども味方に付けているため、このストーリーにからめとられる人が多い。
Maryanskiのバイテクと食品安全考

未認可遺伝子組換え作物の微量混入――高くつく貿易問題に頭を抱える各国規制当局/Low Level Presence of Unauthorized Biotech Material in Bulk Shipments ? A Regulatory Headache and Expensive Trade Issue

米国から輸入されてくるトウモロコシの貨物に、日本ではまだ認可されていないバイテク(遺伝子組換え)トウモロコシの品種が時折、ごく微量混入していることが報告される。日本ではまだ未認可なので、その貨物は違法となる。あるケースにおいては(例えばB.t.10)、その問題となる品種は認可もされてなければ、市場導入も目的とされていないものだったりする。それ以外のケースは、規制上の要件を米国においてはすべて満たし […]
うねやま研究室

食の安全に関する世論調査、海外と日本で結果が違うのはなぜ?

英国食品基準庁(FSA)は2009年2月19日、消費者の食品への考え方についての追跡調査の最新結果「Quarterly public tracker -December 2008」(08年12月調査)を発表しました。この調査は、FSAが01年から年に4回以上の頻度で定期的に行っているもので、今回の調査結果とこれまでの推移が分かりやすいグラフでまとめて公表されました。
食べる智恵

「鶴乃子」はホワイトデーの元祖だそうな

真っ白なマシュマロで出来た丸い形。食べるとふんわり。中には黄身時雨の中のような黄身の味のあん。食べる前も、一口食べた断面も、ビジュアルはゆで玉子そっくり。それが、品のよい甘いお菓子になっているので、面白い。エスプリを感じる。